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はるらんこらぼ #15,始まり,2

2026-05-15 19:56 短篇章节 3790 ℃
2








「生徒に好かれるのは、やっぱり嬉しいね」


ころちゃんは頬からペットボトルを離して、俯いたまま両手で容器を包んだ。


「ころん先生を好きな生徒、いっぱいいると思いますよ」

「だといいな」


ころちゃんの口角は緩く上がっていて、純粋に嬉しそうにしていた。
僕の気持ちは、悪く伝わってはいないようだった。


「るぅとくんは、僕が先生じゃなくなっても、好きでいてくれるの」

「もちろんです。僕は、ころちゃんのことが好きで、先生として好きなだけじゃないです。人として、……ころちゃんの全部が、大好きです」

Subとして、人として、ころちゃんが、この人が好き。

「そっかぁ」

ころちゃんは穏やかな表情で、顔を上げた。
返事が欲しいわけじゃなかった。
ちゃんと受け取ってくれた。
そう思えたから、嬉しかった。

「3年生。進路は決まった?」

「う……少しだけです。まだ、卒業後、どんな風になっているかなんて想像がつかなくて」

「お家のこともあるもんね」

僕は、高校が終わったら、家賃を払うか、親戚のお家に行くか、引っ越さなければいけない。

「あの人が無駄に高い家を借りていたから……それも考えると、就職か大学なんですよね」

「るぅとくんのやりたいことは?ないの?ピアノとか」

「音楽は好きだけど、それだけで食っていけるわけじゃないし、いこうとも思っていないです。専門で学ぶのも興味があるけど、僕の環境には合わない気がして。でも、音楽にかかわる何かだったらいいなって」

好きで続けてきた音楽。
それ自体はお金にならなくても、これからも大事にしていきたいと思う。

「るぅとくんドムなんだし、センスあるんだから何にでもなれるよ」

ころちゃんは純粋な眼差しで僕を見ていた。
嫌味なんてなにもないんだろう。
なににでも、なれる。
昔から、よく見てきた、言われてきた言葉。それは、僕がドムだから。
考えて、ふと思った。
逆に、ころちゃんは、なにを言われてきたんだろう。

「ちゃんと卒業するんだよ」

ころちゃんはそう言って、手を振って帰っていった。
もうすぐ退院。頑張らないと。
























「莉犬!」
「るぅちゃん!退院おめでとう!」
ゴールデンウィークに入る少し前。ようやく復学が出来て、先生の配慮か今年も莉犬と同じクラスだった。
聞いてはいたけど、その安心感と嬉しさを実感して、心が緩む。
「勉強は、病院で進めてたんだっけ」
「うん。もう、数学と化学はないしね」
それ以外の教科は、特別苦手なわけじゃない。教科書を読めば大体理解が出来て、さとみさんたちが持ってきてくれた学校のプリントの正答率は悪くない。
途中からのクラス。
馴染めるか、浮かないか心配だったけど、思っていたほど目立ったりはしなかった。
先生からなにか言われていたのかは分からないけど、噂や視線を気にすることはなさそうで安心する。
みんな受験で、それどころじゃないのかもしれない。
僕も、頑張らないと。
たくさん設定された、学校合同オープンキャンパスや説明会。
実際に働いている人や通っている人たちが来て、お話をしてくれる講演もある。
ドムとサブに分けられていて、配られたプリントを流し見た。
来週にあるんだ。
「あ、この人……」
知ってる。見たことある。派遣の人だ、ころちゃんの。
キャッチコピーは、“僕たちにしか出来ない仕事を”。
ドムにしか出来ないように見えて、実はサブにも出来る仕事はたくさんある。
だけど、この仕事は、サブを守ることは僕たちドムにしか出来ない。
下にそう書かれていた。
ちゃんとした会社の派遣さんなのは知っていたけど、こんなことまでしていたんだ。
次世代に繋ぐドムとサブの在り方。
ころちゃんは……もう担任じゃないから、こういう講演の時にはいない。
少し、寂しい。
一年生の時は、ころちゃんが前に立って、授業をしてくれていたのに。
頼り甲斐があって、しっかりしていて、面白くて、かっこいいみんなに人気の先生。
絶対にドムで、誰もそれ以外を疑うことなんてなかった。
だけどそんなイメージは、たった1年でガラリと大きく変わってしまった。
同時に、知ってからのこの一年で、僕たちは大きく成長したと思う。
1年前は、パートナーを解消して、どっちも少し不安定だった。
だけど今は僕もころちゃんも、関わることなくそれぞれで生きていける生活になった。
きっと去年よりも、僕らが関わることは減るんだろう。
退院したからお見舞いも無くなって、もう会う予定はなにもない。
これからは、今までとは違ってほとんどなくなるんだと思う。
だけど、きっと、この胸の温かさは消えない。そんな根拠もない自信が、強くあった。
ころちゃんは僕の先生だからああ言ったけど、間違いなく、ころちゃんも僕のことが好きだと思う。
だからこの1年頑張って、ちゃんと卒業して、大人になって。
ころちゃんに堂々と、好きですって言うんだ。言いたい。
そしてころちゃんにも、なんの心配もなく言ってもらえるようになりたい。
大人になった僕に、安心して口に出来るように。
かっこいい頼れる大人になって、僕が、ころちゃんを守れるように。

それって、どのタイミングなんだろう。
来年?大学卒業?それとも、もっと先の、就職してから?

ころちゃんはそれまで、待っていてくれるかな。




































「りいぬ、ここ分かる?」
「これはねー、ここのXをこっちに持ってきてー」
「ほんとだ!ありがとう!」


莉犬に難しい勉強を教えてもらう傍ら、放課後毎日音楽室に通った。

「ここ難しい……なんで突っかかっちゃうんだろう」

何度も譜読みして、暗譜して、体が踊るように鍵盤の上を滑るまで繰り返す。

「……あと半年……」

3年生になって、周りは忙しくなって、僕も忙しくなって、あっという間に肌寒い季節になった。
ついこの間、志望校の課題曲が発表されて、その練習に勤しんでいた。
最初は普通の大学に進もうとしていたけど、いろんな人から後押しされて、改めて僕のやりたいこと、を考えてみて、専門学校に進むことを決めた。
合格ラインが明記されない専門学校は自己採点が難しくて、ブランクのあった僕は、このままじゃ絶対に受からない。気がする。
何度も何度も弾いて、体に覚えさせていた。
だけど、どうにも納得がいかない。
なにがいけないんだろう。
チャイムが鳴ったから、片付けて鞄を持って学校を出た。
家にはキーボードしかないから、本格的な練習は学校でしか出来ない。
練習時間の問題に加えて、今でも時々、ゆびがつっかえていた。
あの人は音楽が嫌いで、僕が音楽に触れるたびに、グレアを受けた。
それをどうしても思い出してしまって、今でも手先に汗が滲む。
もういないし、暴言やグレアを浴びることも、ないのに。
『お前の音楽なんか、聞きたくない』

「……っ」


大丈夫。大丈夫。
だって……


あと、半年。
頑張らないと。



「あ……」

懐かしいアイコン。
寝る前、メッセージアプリを意味もなくスクロールして、さとみさんが目に留まった。
お仕事が忙しいのか、僕に気を使ってくれているのか、あれからもうほとんど会っていないし話してもいない。
ころちゃんとも、もちろん。
遠目で学校で見かけることはあるけど、表に出てくることはほとんどなくて、職員室にいるのを見る程度だった。
時々生徒たちと喋っているのを見かけるけど、そこに入っていくキャラじゃないし、少し時間が経てば感じる気まずさだってある。


「…………」


すこし、寂しいな。



























「るぅちゃん!聞いた!?」

「りいぬ。なにを?」

学校に行くと、莉犬が一目散に飛びついてきて、「聞いてないのっ?」と息を吸った。

「さとちゃんがね!」

さとみさん……そっか。莉犬は、連絡をとっているから……

「ごめん。莉犬。僕、暗譜しないとだから」

ただ弾けるようになるだけじゃだめ。もっと、決定的に違うなにかを。
ようやく、真っ向から音楽と向き合える。誰にも邪魔されず、堂々とピアノを弾ける。打ち込める。
嬉しくて、体ごとのめり込む様だった。

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